私はあまり霊体験がありません。
と言ぅか、殆ど有りません。
元来ぼんやりした鈍い性格のせいか、見えない誰かが、そこに居ても気付けないんでしょうね。
けれど、こんな鈍い私でも、霊の存在は信じてます。
だって、人が死んだら肉体は消えても、魂が残る方が良いではないですか?
死んだら何も残らないのは、ちょっと寂しいです。
ただ、恨み辛みばかりを残して死んだら、きっと魂は救われないように思えます。救われない思いをした魂が、現世にとどまり幽霊として浮遊してるのかもしれない。
それが自分とシンクロした瞬間に、見えないものが見えてしまうのはないのでしょうか?
私には何も見えないので、シンクロのチャンスも有りません。だから見えてしまった人たちから聞いた話をします。
これは親戚の女子高生A子のクラスメートの話です。
A子のクラスメートB子さんは修学旅行へ行くのを躊躇っていました。
理由をこっそり聞いてみると、B子さんは普段から見えないものが見えてしまう体質のようなのです。
知らない土地で連泊をして体調を壊してしまいそうだと不安でたまらない様子でした。
B子さんは普段から「知らない女の子が一人教室に居る」などと話してたことがあるそうです。
金縛りはしょっちゅうで体調不良になることもあるとか。
そんなB子さんが、ある日、A子の家に遊びに来た時のことです。
家の庭先を見つめてB子さんが言ったのです。
「男の子が立ってる」
それは、キツネのお面をかぶったどうにも奇妙な格好をした男の子だそうです。
少年は昔風のランキングに半ズボン姿で、何故か片手に釣り竿を持っていたそうです。
その少年の姿が、なんの意味があるのか、いまだに解りませんが……。
それと、話は変わりますが、あれからB子さんは、御祓いをし御守り持参して無事修学旅行へいけたそうです。
見えないものが見えてしまう人たちの話を聞いてみると、確かに現世では理解出来ない不思議な世界が本当はたくさんあるんでしょうね。
その意味も、私には解りませんが。
Nさんより