心の苦しみを乗り越える最後の方法
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これは、私の実体験です。
10年ほど前のことです。
当時付き合っていた彼氏と、夜のドライブに出かけました。
ドライブも終盤に近付き、モーテルにでも行こうという話になりました。
ちょうど私の住んでいる町の近くに、安造りのモーテルがあります。
私の家にも近いし、彼氏も後で送るのが楽だからと、そこに入ることにしました。
そのモーテルは、夜目にも古ぼけて見えて、近所で有名なお化けトンネルのすぐ横、ということもあったせいか、何となく嫌な感じがしましたが、とにかく入りました。
モーテルの中は、ちゃんと電気が点いているのに何だか薄暗く、湿っぽい空気が漂っていました。
部屋の中は、モーテルにありがちな装飾など一切なく、TVとベッドがあるだけの、素っ気ない部屋で、入ったは良いけど、そんな気分になれない印象の部屋でした。
でも入ったのですから、とりあえず…と2人でベッドに横になりましたが、真上にある換気扇からは外の音が丸聞こえで、「キャハハハッ!」という甲高い女性の笑い声が聞こえ、何だか嫌な気分になりました。
すると、彼氏も部屋に入ってからずっと、様子がおかしいのです。
そして、「ごめん。ここの雰囲気が嫌で、その気にならない」と言ってきました。
部屋が部屋だったので、「そうだよね。やめようか」と私もベッドから起き上がりました。
すると、彼氏が変な事を言うのです。
「さっきから、警報機の音がうるさくて嫌なんだよね」と。
ですが、私にはそんな音は一切聞こえません。
その代わり、私が「外の女の子、バカ笑いしててうるさかったね」と言ったら、今度は彼氏が「そんなの、聞いてない」と言うんです。
あんなにハッキリと笑い声が聞こえたのに!
私達は顔を見合わせ、「もう出よう!」と、1時間もしないのに慌ててモーテルを後にしました。
その後、その彼氏と別れた後にそのモーテルの側を通ったら、モーテルは潰れていました。
私達がそれぞれに聞いた、笑い声と警報機の音は、一体何だったのでしょうか…。

心の奥のモンスターとサヨナラして
苦しみを乗り越える最後の方法
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