これは私が姉と二人暮らしをしていたときの話です。
私は少し霊感があり、たまに霊が見えたり声が聞こえるということがたびたびあったのですが、その日は寝坊をしてしまい急いで学校に行く準備をして家を出ました。
玄関に鍵をかけてエレベーターに向かおうとすると「待って」と若い女性の声がしました。
声はうちの玄関の方から聞こえたので私はてっきり姉かと思い、もう一度玄関を開けて「どうしたの?急いでるんだけど!」と姉に言ったのですが返事がなく、姉の部屋まで行くと、姉はもう出勤していて誰もいなかったのです。
空耳だと自分に言い聞かせまたエレベーターに乗り、下の階につきエレベーターを出ようとした瞬間「ねぇ」と私しか乗っていなかったはずのエレベーターから声がしたのです。
私は反射的にエレベーターの方を見ようとした途中でこれは霊だと気がつきました。
目は合っていませんが、私の視界の端には若い女性が笑っている姿がうつっていました。
これ以上見たらやばいと思い、走ってマンションを出ました。
それからエレベーターには怖くて乗れなくなってしまいましたが、そのマンションに住んでいる間は嫌な視線を感じたり、物音が気になったりすることが多々あり付きまとわれている感じでした。
それがきっかけで引っ越してからは心霊現象もなくなったので、地縛霊かなにかだったのかな、と今でも思い出してゾッとします。