心の苦しみを乗り越える最後の方法
→ サヨナラ・モンスター ←

これは、私の実体験です。
私は中学生の頃、よく視界の隅に黒い影が写るのを見ていました。
それは、決してハッキリと見ることはできず、「あ、いる」と気付いてそちらに目を向けると、サッと動いて視界からいなくなるのです。
でも、頻繁に見ていました。
歯を磨いていると、洗面台の鏡の上の方をサッ。
道を歩いていると、前にある電柱の後ろにサッ。
とにかく、つねに黒い影が私の周りをまとわりついている感じでした。
ですが、ハッキリとその影の正体を見たわけでもなく、あまりにしょっちゅう視界の隅を動くので、怖いと感じなかったこともあり、そのうち慣れてしまいました。
気になることは気になるのですが、何か悪い事が起きたることもなかったので、最終的には「ああ、また出た」と思う程度になりました。
そして高校生になると、見る回数がだんだんと減り、20歳になる頃には全く見なくなり、すっかり忘れていました。
ですが、ある日、友達数人と怖い話をしていた時です。
フッと、この黒い影のことを思い出し、「こんな事が、中学生の時にあったんだよね~」と、何気なく話し出した途端、「私もあったよ!」、「私も見てた!」と、何とその場にいた全員が、中学生の頃に黒い影を見ていたと言うのです!
「でも、特に怖いとかはなかったんだよね~」というのが、全員の感想でしたが、私は、全員が見ていたという事実に、ちょっと背筋がゾッとしました。
あの黒い影は、一体何がしたかったのでしょうか。

心の奥のモンスターとサヨナラして
苦しみを乗り越える最後の方法
→ サヨナラ・モンスター ←