この話は私が中学三年の時の話です。
中学三年ということもあり、クラスの皆は高校受験の準備をしていました。
私と友達数人はそんな中、のんびりムードで受験の準備をしていました。
準備と言っても、勉強を頑張るしかないのですが(笑)
友達の一人が裕福なのもあり、その父親が友達の受験勉強のために、アパートを借りてくれたらしいのです。
勿論、友達のたまり場となりました。
暇があればそのアパートに集まり、麻雀をしたり、どうしようもない会話をしたり、時には徹夜で勉強と嘘をつき泊まり込みで遊んでいました。
部屋は、思春期真っ只中の男の集まりなので、好きなアイドルのポスターをペタペタ壁に貼るなど好き放題でした。
ある日、友達の一人がこう言うのです「トイレに座った目の前の壁の汚れ、なんか変じゃない?」と、皆で見に行くと特に変な様子もなく、ただの汚れでした。
その日はみんなで徹夜で遊ぶ日でしたので麻雀をすることになりました。
みんなで騒いでいると又、友達の一人が言うのです。
「やっぱりトイレの汚れ、変だよ」と、自分たちは仕方なくトイレを見に行きました。
すると、みんながトイレの壁の汚れの異変に気づきました・・。
トイレの壁の汚れ?しみ?がさっきより明らかに大きくなっているのです。
しかも見ようによっては顔にも見えます・・。
みんな無言のまま部屋に戻りました。
「あれ、何なんだ・・」「う・・うん・・・」そんな言葉が漏れました。
その時です、何か臭うのです。
「ん?何か臭わない?」確かに何か焦げくさいような臭いがするのです。
よく部屋を見てみるとタバコを吸っていた友達はいるものの、灰皿から煙などは出ていません。
みんなで臭いの出元を探していると、なんと友人が天井に貼ったポスターが燃えているのです!
「えぇ・・・」慌てて水をかけて消化しました。
その日はみんな家に帰りました。
その後、学校で友達と話してもなんだったのか解りませんでした。
勿論、部屋は友人のお父さんがすぐに返したそうです。
今でもあのアパートはあるのでしょうか・・。
Kさんより