前世って有るのか、無いのか…そんな事を考えた父と祖父の話です。

私は和ものが好きで、瓢箪が欲しいと思った頃がありました。

そんな時、瓢箪が欲しいと言う私に父は瓢箪かあ…と複雑そうな反応。

父が若い頃、祖父に言われて供えの酒を入れる為の瓢箪を買いに行ったそうです。

店で『良いな』と思った瓢箪を無事に購入したのですが、其の瓢箪には不思議な処がありました。

『御酒を入れても直ぐに空になる』

最初は祖父が飲んだんじゃないかと笑い話だったみたいですが、酒を入れては空になる。

祖父と父しか居ない中、家にいた祖母にも一応尋ねたけれど飲んでいない。

祖母は元々酒に強くもないので違うし、父の兄も当時は然程飲まないし留守。

つまり父か祖父かに限られる訳で、でも二人では無い。

其れに、父も祖父もそういう供え事に関しては真面目なので。

では何故、と一度見てもらったそうです。

すると其の瓢箪には前世の祖母と父に恨みを持ったものが憑いていたらしく、しかも其の瓢箪を父が買う事は決まっていたのだと。

初め、其の瓢箪は違う人が買いにきていた。

でも財布を忘れて買わずに店を出て、やって来た父が其の瓢箪を買ったねだそうです。

だから、瓢箪は苦手なんだそうです。