これからお話するのは、ある暑い夏の日に起きた出来事です。
私と彼、彼の友達と友達の彼女の、私たち4人は千葉の海に海水浴に行って遊ぶことになりました。
太陽の日差しは強く、海水浴には丁度良いお天気です。
皆で集合して、海へ向けて1台の車で出発!毎年恒例になっている海に移動中の車内は賑わっていました。
気がつくと、いつもと違う道を走っているような気がしたので、彼に聞くと今年の運転担当の彼の友達に聞きました。
「道いつもと違うんじゃない?」すると友達は「いや、これでいいんだ」と言います。
友達の隣に座っている彼女も苦笑い。
「解ってるんなら大丈夫でしょ?」と私の彼も言っているので気にしないことにしました。
暫くすると、海と言うより山に近い景色になっているのに気づきました。
また彼に言うと「方向もおかしいよな?」と言うのです。
彼は友達に「やっぱり道違うよな?迷ってる?」と言うと友達は黙っているのです。
隣の彼女も顔を見て少し不安そうな表情をしています。
すると、急に車が止まりました。「ここどこ?」と彼に言うと解らないと言っています。
運転していた友達を見ると車から降りて歩き始めています。
みんなで追いかけると突然知らない家に入って行くのです。
私たちは意味も解らず付いて行きました。
すると、友達が玄関を開けて「ただいま~」と言ってるのです。
中から家の女の人が出てきて友達を見て立ち尽くしました。
すると、女の人は「おかえり」と言うのです!
私たちは親戚かなにか?とも思いましたが友達は何も説明もしていませんでした。
私たちも部屋にお邪魔することとなり、何故か食事をご馳走になることになりました。
お茶をいただいていると、食事の準備が整いました。
すると、女の人が泣き始めたのです。
私たちは「どうしたんですか?」と聞くと、女の人は話してくれました。
友達の事を旦那さんだと言うのです!どういうことか順に説明してくれました。
旦那さんは3年前に事故で亡くなったそうなのです。
その旦那さんは、いつも帰ってくると玄関で靴を脱ぐときに子供みたいに片方の靴のかかとで、もう片方の靴を踏んで脱ぐ癖があって、食事をする前に箸をお茶の中にいれる癖もあったらしいのです。
私はその時に気づきました・・。
確かに友達はしていました・・。
それを見て私は行儀が悪いな~と思ったのを憶えています。
女の人は何よりも玄関に入ってきた友達を見た時に旦那さんに見えたというのです。
私たちは何も言葉がでませんでした・・。
そして、女の人が友達に「ありがとう」と言うと友達は微笑み目を閉じたのです。
私はビックリしたのですが、目を開けた友達は普通の友達に戻っていました。
後で話を聞くと、車で走ってる途中に道の隅にあった花束を見てから憶えてないと言うのです。
亡くなった旦那さんが友達の体をかりて家に戻ったのでしょうか・・。
Kさんより