愛媛県の話。

戦争を体験したおばあちゃん、そして私のいとこの話です。

おばあちゃんは若い頃、よく銭湯に行ってたようです。
ある日いつもと同じように銭湯からでると
目の前をユラユラと舞う「火の玉」を見たそうです。
その時おばあちゃんは腰を抜かして動けなかったそうです。

子供だった私は怖がりのおばあちゃんが必死で話すのを聞いて少し面白かったのですが・・

私のいとこは死傷者がでた事故現場を目の前で見た帰り
いくつもの「火の玉」をお寺で見てかなり怖がっていました。

そのおばあちゃんは歳をとって病気になり大きな手術をしましたが、なんとか普通の生活に戻りました。
それからずいぶん時が過ぎたある晩に・・
いとこの家にある仏壇の扉が何度も開いて
また閉める
なのにまた扉が開く
それはだんだんと強くなっていき・・
いとこは「何かおかしい」と思いおばあちゃんに電話したそうです。

おばあちゃんは普通でした。

おばあちゃんの声を聞いて安心し、おばあちゃんも大好きな孫の声を聞いて眠ったそうです。
朝起きてこなくて見に行くと亡くなっていた話をたまに聞きますが
その晩におばあちゃんは一人ぼっちで亡くなってしまいました。

虫の知らせという言葉があるように
不思議なことは本当にあるのです。

でもおばあちゃん、私のところにはきたの?
なんて、私が気がつかなかっただけかもしれませんね。
ごめんね、おばあちゃん。今はおじいちゃんと一緒にいるかな。

Nさんより