栃木県のある小学校での出来事です。
小学生の頃って、必ず怖い話が流行る時期ってあると思うんです。そんなとき、試して知ってしまったある心霊体験があります。
それが、トイレの花子さん。私の小学校のトイレは、左側に和式トイレが二つ、右側に奥に洋式、手前に和式の配置でした。そこで、時間はいつでもいいのですが、とにかく、ほかの音がなにもしない時、入り口から女子トイレに向かって「はーなこさーん」と呼びかけると、トイレの方から、かたっと必ずひとつ音が帰ってくるんです。
自分たちが何か音を立てるわけではないんです。息を潜めて、耳を済ませると、かたっと必ず音が帰ってくる。それが怖くて、きゃーっとみんなで逃げるんです。
特に何か悪さをされるわけでもないし、怖い思いをしたことはありませんが、今でもその事だけははっきり覚えてますし、もし3番目のトイレしか空いていなかった場合は、入らないか、全力で早くトイレを済ませた思い出があります。
今も、左側に3つしかないトイレの3番目の個室は、怖くて入れません。
あの時必ず帰ってきたあの音はなんだったのでしょう。私の小学校は創立130年を越える古い学校ですが、昔通っていた祖父祖母によると、昔その場所はお墓だったそうです。
戦争中は大きな空襲もあったようなので、その頃亡くなった方が、寂しさのあまりに返事をくれていたのでしょうか。