東日本大震災の大津波で被害にあったホテルに行く機会がありました。そこはもう廃ホテルになってしまっていましたが中も見ることができました。
説明を受けながら見学をしていたのですが、私は突然激しい頭痛に襲われました。思わずその場に座りたくなる程痛みは強かったです。そして急に周りが騒がしく感じました。痛みに耐えながら周囲を確認しましたが周りの雰囲気は静かでした。一緒に来た方に聞いても静かだと言われてしまいました。つまりその音は私にしか聞こえていなかったのです。それに気づくのにそう時間はかかりませんでした。しかしその音が何かまではわかりませんでした。そして頭痛は収まることもなく私はそのまま説明を聞き見学を続けることにしました。説明が津波の様子になった時遠くからはっきりと悲鳴が聞こえたのです。もちろんそれは私にしか聞こえていません。つまり私がずっと聞いていた騒がしい音は震災の様子だったのです。おそらくその廃ホテルにいた霊が伝えてきたのだと思います。頭痛の原因もそのためです。
見学も終わりその廃ホテルから離れると音も頭痛もなくなりました。きっとあのホテルにいた霊が震災の様子を伝えていたのだと思うと私も複雑な気持ちになりました。