これは私が数年前に友人から聞いた話です。
その日友人たちは夜に散歩をしていました。すると偶然廃アパートを見つけたそうです。最初は廃アパートを外から見ていただけだったのですが、友人の一人が何かに吸い寄せられているかのように中に入ろうとします。気味が悪いのでもう帰ろうと声をかけるのですが全く聞かず、止める友人たちをおいて中に入ってしまいました。仕方なく友人たちも後を追って行くと途中から足音が多いことに気づきます。周囲を見ても誰もいないので不安ばかり大きくなります。そして最初に中に入った友人がとある部屋に入りました。後に続き友人たちも入った途端、勝手に入口がしまったのです。慌てて外に出ようとしたのですが開きません。仕方なくドアを壊し外に出たそうです。しかしその時最初に入った友人だけ外に出ようとはしませんでした。その後全員で外に出て帰っている時に、アパートに最初に入った友人にその時の記憶がないことを知ったそうです。
その廃アパートはもうなくなってしまいました。あの時友人の一人に何が起きてしまったかはわかりません。しかしそれが心霊体験なのだと思います。またそこから全員無事に帰ってこれて本当に良かったです。