心の苦しみを乗り越える最後の方法
→ サヨナラ・モンスター ←

母から聞いた話です。中学生のとき、母は古い木造家屋に住んでいたようです。秋のある夜、寝ていると、胸に重苦しさを感じて眠りから覚めました。はじめ飼い猫がのっかているのかと思い、目をつむったまま、手ではらいのけようとしました。すると、何も感触がなかったものの、スッと胸の重さが消えました。猫が降りたのだと思い、また眠りにつこうとすると、再び胸に重さをズシリと感じました。母は今度は目をあけようとしましたが、不思議と目をあけれなかったそうです。どうしても目があかなかったのです。おやっと思ったようですが、また手で猫を追い払おうとすると、腕も動きません。そうしている間に、どんどん重さが増してきて息苦しくなってきました。母は恐怖をおぼえ、起き上がろうとしましたが、体がピクリとも動きません。家族に助けを求めようとしても声がでません。母は一心に仏様のことを念じて助を求めたそうです。すると、フッと体が軽くなって体が動くようになりました。最初、怖くて目をあけられませんでしたが、しばらく経っても何も起こらないので、母はおそるおそる目を開けて、ギョッとしました。なんと、目の前に恐ろしい形相をした鬼婆の顔があったのです。母はそのまま気を失ってしまい、気づくと朝になっていたとのことです。

心の奥のモンスターとサヨナラして
苦しみを乗り越える最後の方法
→ サヨナラ・モンスター ←