私の通っていた高校には二つの棟からできていて、別棟には普段は入れないようになっていました。この話は文化祭の準備のため別棟をよく利用していた時に起きたものです。

その日私は友人と三人で放課後別棟に行き準備を進めていました。そこは三階だったのですが窓を見ると上から何か落ちていくのが見えました。上は屋上のみで今は入れなくなっているので、不思議に思い窓から下を見ても何もありません。気のせいだったと思うようにして気にしないようにしていたのですが、ある時間になるとそれを必ず見ることに気づきます。何度も見ているうちにそれが人のように見えるのです。それに気づいてからは気味が悪くなり、あまり別棟は利用しないようにしました。

この話を母にすると驚きながら話してくれたのは、ある生徒が別棟の屋上から飛び降り自殺をして亡くなったことでした。しかもその時間はいつも私があの人影を見ていた時間だったのです。卒業生でもある母たちの中にも私と同じように見た生徒はたくさんいて、それ以降別棟はあまり利用しなくなり屋上に入れないようにしたそうです。それは母が通っていた何十年も前の話で、自殺した生徒の霊が未だに飛び降りをしていると知りゾッとしました。