心の苦しみを乗り越える最後の方法
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私がまだ20歳代半ばだった頃、名古屋から本社のある東京へと転勤になった。当時はまだ独身で、東京勤務と言ってみ東京23区内に棲めるはずもなく、東京都田無市(現在の西東京市)にある独身寮に入寮することになった。通勤は片道2時間弱。毎日が疲れきっていた。当時その寮は満室で、半ば物置きとなっていた一室を掃除して私のために空けてくれていた。管理人夫婦が住み込みでいたが、どうも毎日私のことが気になるようだった。そんなある夜、仕事でくたくたになって帰ってきて、風呂に入って食事を住ませテレビを見ようとしたとき、テレビが自分でジャンプを繰り返した。疲れて寝ぼけているのだろうと消灯し、テレビを切って布団を被って寝ようとした。そのとき、私の首が何者かによって思い切り絞められた。怖くて目を瞑っていたが、目を開くと目の前に凄い形相の男が私に息を吹きかけていた。私は目を開けたまま、「南無阿弥陀仏」を声に出し繰り返した。すると首を絞めていた男は、私の上からスーッとドアの外へと消えていった。
その事を管理人に話すと、その部屋は3人首吊り自殺して物置部屋にしていたのだと明かしてくれた。ただ、その後は何も起こる事はかった。

心の奥のモンスターとサヨナラして
苦しみを乗り越える最後の方法
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