心の苦しみを乗り越える最後の方法
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何年か前、東京の池袋付近に姪が独り暮らしをしていました。
喧騒の多い都会のど真ん中は何かと物騒な事件も地多いようです。
姪は、昔から霊感が強くて、幽霊や金縛りあったりすることが多いと聞いてます。
夜遅くに帰宅途中の道で白い顔の人がぼんやり立っているのが見えたりするそうです。
たいてい浮遊霊で、そこに居るだけで何もされないと言います。
そんな姪が、一番怖かったという恐怖体験があります。
その夜、いつものようにベッドで就寝に入った姪は、夜中に息苦しさを感じて目を覚ましたのです。
その瞬間恐怖で凍りついていました。
目の前に血塗れの男の顔があったからです。
姪は逃げようとしたが、金縛りで体が動けなくなっていました。
苦しい!そう思った瞬間、血塗れの男に首を絞められていました。
男は額から血を流し、苦しそうに顔を歪めて何かを訴えかけているようにも見えたと言います。姪は恐怖に身を竦めながら、そのまま気を失っていたようです。遠退いていく意識の片隅で何かがパンパンと弾けるような音を聞いたと言います。
朝になると、血塗れの男の姿はどこにもありませんでした。
あれが生きた人間である筈はないと、姪は確信していたのです。
その時ふと、姪は思い出したそうです。
確か何日か前に、この近所で銃撃事件があったことをです。
暴力団同士の闘争事件らしいのですが、その時銃撃されて死んだ男がいるというのです。
もしかして、血塗れの男は、あの事件で死んだ男かもしれない。
確証はないけれど、姪にはそう感じたそうです。
それが本当なら、東京は別な意味で、とても物騒な街ですよね。
Nさんより

心の奥のモンスターとサヨナラして
苦しみを乗り越える最後の方法
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