祖父の命日

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私が小学5年の夏、祖父は75歳で亡くなった。
今から35年ほど前、静岡県静岡市に住んでいた頃、私は高校2年生だった。暑い夏、野球部の練習から帰宅し、夏休み明けに行われる全国一斉学力テストの受験準備を自宅の自室で行っていた。
深夜も1時を回ろうとした頃、私は疲れ果て、次の日の野球の早朝練習の事もあり、床に就くことにした。
床に就いて暫くすると、どこからか虫の鳴く声がリーンリーンとしてきた。そして、次の瞬間目を開けると、目の前で亡き祖父が優しく私に向かって微笑んでいた。「なぜ祖父が。」そう思ったが、不思議と怖い感情は沸いてこなかった。
祖父は私に向かって微笑みながら、そっと頷き、すーっと後方へ後退し、そして消え去った。
私は、「おじいちゃん、どうしたんだろう。」と思ったが、恐怖心は一切起こらず、そのまま布団を被って寝入ってしまった。
翌日、朝朝食をとる際母が、「今日はおじいちゃんの命日だったね。お花をあげないといけない。」と言って、仏壇に手を合わせていた。それは、私にとってあまりにも偶然なことだった。私も仏壇で手を合わせた。命日のことはすっかり忘れていた。きっと祖父が、私に命日のことを知らせに来たのだと思う。

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何か感じましたか…?

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